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Goleiro

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インフルエンザはいつから流行る?ワクチンの価格が高騰したもう一つの理由

インフルエンザ パンデミック―新型ウイルスの謎に迫る (ブルーバックス)

インフルエンザ パンデミック―新型ウイルスの謎に迫る (ブルーバックス)

 

厚生労働省の昨年のデータによると12月から猛威を振るい始め、2月末にピークを迎えたインフルエンザの流行。今年はいつからはやるのか気になるところです。

例年通りであれば間も無くなので、早めに予防接種を受けておきたいところです。

100%防げる?

ワクチンは100%予防できるものではないが、発症したとしても症状を軽くすることができます。インフルエンザは重症化や死亡のリスクもあるので予防接種の効果が期待されています。

ある研究では65歳以上の高齢者はワクチンの接種によって発症リスクを34~54%、死亡リスクを82%減少、0~15歳では1回接種で68%、2回接種で85%、16~64歳では1回接種で55%、2回接種で82%の発症予防効果があったとする報告もあります。

インフルエンザワクチンに関しては乳幼児や高齢者は抗体ができにくく、ウイルスは毎年少しずつタイプをかえてやってきます。そのため、予防接種を受けていても発症したり、インフルエンザに1回かかった人でもまた翌年かかったりといったことが起きます。

ワクチンはなぜ値上がりした?

今年からインフルエンザワクチンの接種費用が値上がりしています。従来のワクチンは、A型2種類とB型1種類の計3種類のウイルスで作られていました。しかし、近年はB型2種類が混合するタイプの流行が目立ち、厚生労働省は今年5月、効果を高めるため計4種類に対応するものに切り替えました。これによりワクチンの成分が変わり製造原価が上がったためだと言われています。医療機関などによると、納入価格は昨季の約1.5倍とのこと。6カ月以上13歳未満は2回の接種が必要なため、値上がりの影響はより大きくなってしまいます。

原因はもう一つあります。国内の4つのワクチン製造元のうちの一社である、化学及血清療法研究所が、今季の出荷を開始できていません。

同社によると血液製剤が国に承認されたものとは異なる方法で製造されていたことが明らかになりました。インフルエンザワクチンについても同様のことが起きていないか厚生労働省から調査するよう求められており、6月から一部を除いて出荷停止になっている為です。今季、850万本(大人で1700万人分)を担う予定でしたが450万本が審査中となっています。(10月10日時点)

インフルワクチン、出荷見通し立たず 製造4社の一つ:朝日新聞デジタル

予防接種の注意点

予防接種を受ける人は以下の点に注意が必要です。
受けられない人 
  • 発熱中の人
  • 重篤な急性疾患にかかっている人
  • 過去にインフルエンザワクチンでアナフィラキシーを起こしたことがある人
  • 妊婦(医療機関による)
起こりうる副作用(ごくまれに)
  • ショック、アナフィラキシー
  • 頭痛、けいれん、運動障害、意識障害
  • 両手足のしびれ、歩行障害

インフルエンザの特徴

感染ルート

インフルエンザ感染者がくしゃみや咳などで飛ばした唾を吸い込む、ドアノブやスイッチなど共有物をさわった手で自分の口や鼻を触ってしまう、そういったことがインフルエンザウイルスの感染ルートとなります。

潜伏期間

感染から発症までの潜伏期間は2日前後。場合によっては1週間ほど潜伏します。

体内に侵入したウイルスは、気道や肺に付着して20分ほどで細胞内に到達。その後のウイルスの増殖はかなり速く、侵入した1つのウイルスが8時間後には100個、16時間後には1万個、24時間後には100万個にまで増えるといいます。このウイルス増殖の速さがインフルエンザの流行を生みます。

感染力と症状

感染力は発熱してから3日目にピークを迎えますが、実は潜伏期間中から感染の危険があります。残念ながら潜伏期間中の自覚症状はほとんどなく、インフルエンザに気づいて人との接触を避けることは困難です。

発熱前にはくしゃみが多くなったり、鼻水が出る、のどに違和感があるといった症状が現れる。急な発熱や全身の倦怠感、頭痛にはに注意が必要です。

潜伏期間の感染力は、発症後ほど高くはありません。感染力のピーク前にインフルエンザだと判定できれば、病院で抗インフルエンザ薬を処方してもらい感染を最小限に抑えることが可能です。

また感染しても、多くは軽症のうちに回復しますが、一部の方は合併症なども心配されます。特に高齢者や乳幼児、妊婦、呼吸器・心臓・免疫機能に疾患がある方、糖尿病治療中の方、透析中の方などは感染の疑いがある時はすぐにかかりつけの医師に相談しましょう。